エンコードツールの中では使いやすく高機能です。
主な特徴としては動きの激しいシーンなどにビットレートを割り当てることや
エンドスクロールのビットレートを落とすことにより本編に振り分けることが出来
より高画質なファイルを作成することが可能。
私がメインに使っているソフトでお勧めです。

プロジェクトファイルの作成

DVD2AVIを使います。まずは各ファイルの中身を再生ソフトで確認しておきます。
File-Openから目的の先頭VOBファイルを指定。
先頭ファイルをすると自動的にファイルが読み込まれます。
細かく分割されている場合など正常に読み込まれない場合があるので
そのときはADDで手作業で追加。
各種セッティングはデフォルトで問題ないと思います。
Video |
Audio |
iCDT Argorithm->iEEE-1180
Field Operation->Forced FILM
Color Space->YUV 4:2:2
YUB->RGB->PC Scale
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trackNumber->1(英語)
Channnel Format->Auto
Dolby Digital->Decode
MPEG Audio->Demux
48 -> 44.1KHz->Off
Normalization->Off |

バーをスライドし、問題無いかチェックする。このときはまだ字幕は乗っていない。
File->Save Projectでプロジェクト名を指定。

VFAPIConvの設定

VFAPIConv.を起動しジョブを追加をクリックし、先ほど作成したプロジェクトファイルを選択。
Conbertをクリックしファイルをコンバートする。

Nandubで編集

Nandubを起動し、先ほど作成したファイルを選択。
字幕の設定

Vousub2.05をインストールし、SYSTEMフォルダ(NT系はSYSTEM32)にある
vobsub.dllをNandubのフォルダの\Pluginsにコピーし、vobsub.vdfにリネームする。
うまくいかない場合はVobsubで出来たファイルすべてを\Pluginsに放り込むと良い
Video->Filters->ADDを選択。vobsubを選択する。
Open->Ifoファイルを選択、大体***_01_0.ifoに字幕情報が格納されている。
SAVEする場所は上書きしないように別フォルダにする事。
ここで字幕が表示される位置を調整できる。表示したい言語を選択しOKをクリックし
I've Stripped the source files and crossed my fingersをクリック。

フィルター 画面サイズ
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再び Video->Filters->ADDから今度はresizeを選択。
画面のサイズの変更を行う。
FilterModeは任意で、私はBilinearを使ってます。
画面サイズの目安は以下の通り。
1:2.35
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1:1.85
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1:1.33
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720x304
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720x392
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720x540
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640x272
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640x344
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640x480
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576x248
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576x312
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576x432
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OKをクリックしてひとつ前の画面でCroppingをクリックすると画面の黒い部分を削ることが出来ます。
下の黒い部分を残しておいてここに字幕を表示させることも出来ます。

フィルター その他
フィルターはいろいろあり、オリジナルのフィルターを作成して公開されている方もいます。
私は画面の明るさ調整とインターレス解除程度しか使っていませんが
より高画質を目指していろいろ使って見てください。

SBCのセッティング
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SBC Options->Bitrate Calucratorを選択。
ここでおおよそのビットレートを測定できます。
FinalSizeとAudioを入力後、Calculateをクリックするとビットレートが表示されます。
先にMP3ファイルを用意し指定すればさらに正確なビットレートを算出できます。
ここで私は多少ビットレートを下げてCDサイズオーバーを防いでいます。
大体-5%引いておけばまず失敗は無いです。
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すでにビットレートは入力されています。
[Minimum allowerd bitrate]
最低ビットレート ( 300あたりが妥当 )
[Keyframe Interval ]
キーフレームの挿入間隔 ( 10ぐらいが良い)
数値が小さいほどキーフレームが挿入され
ファイルが大きくなる。
[Internam SCD]
シーンチェンジの検出( 100推奨 )
初期設定でOK小さくするとファイルが大きくなる。
[Space KFs]
キーフレーム挿入間隔の最低値 ( 通常24 )
5以上ではほとんど変化無し。
残りは不明..........下手にいじるとファイルが大きくなります
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[Collect in]
1次パスと2次パスを分けてエンコードする場合の設定。
[Encode using]
1次パスを行った場合ここで1次パスを指定する。
[Curve compression]
Symetricを選択。1次パスの統計を計算して
圧縮を行います。Calcボタンを押すと自動的に計算。
[Luminance correction]
ブロックノイズの発生を抑えるようです。詳細は不明。
[End credits]
エンドクレジット開始フレームを入力しビットレートを入れる
80〜200ぐらいで充分。
[Filters]
High ->300 Low->2000 程度で良いかと。
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このままでOKですが
動きの激しいシーンなどがあればここを設定することにより
画面の切り替え状況を自動察知して
Low<->Highモーションを自動的に切り替えて
ブロックノイズを抑える機能を高めることが出来ます。
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[Paybask deley]
動きの多い場面などでビットレートを使いすぎた場合に
指定時間内でそれを補う。
あんまり短いと戦闘シーンで補正しきれないので
デフォルトでは厳しい。120推奨。
[Gauge]
下手にいじるとビットレートが指定サイズになりません。
デフォルトで問題無し。
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圧縮の度合いを設定。
デフォルトでかまいません。
Keyframes quality
この値を小さくすれば
キーフレームの圧縮率が低くなる。
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音声ファイルの作成
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CDexやSCMPXなどWave->MP3ファイルに変換するソフトを使用し
MP3ファイルを作成します。
最近はLAME主流。午後のこーだは速いのでお勧め。
今回はSCMPXで作成します。 |

CONVERT->SingleFile->Encodeing
MPxでWAVEファイルを選択。
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ここでビットレートを選択、96kあたりで十分だと思います。
OKをクリックすると変換開始。CPUの性能により時間は様々。
ゆっくりと完成を待ちましょう。
可変ビットレートにすると静かな所では一定のレートまで下げ
激しい所では一定のレートまで上げる為ファイルサイズが節約できるが
映像と合わせた時に多少のずれが出てくる可能性があります
音ズレファイルの原因の一つとなってますので要注意!!
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変換
変換には2種類の方法があります。
まずAudioタブの設定をNoAudioにします。一緒で良い場合はMP3ファイルを選択。
後から結合のメリットはファイルサイズがわずかにオーバーした場合に
音声のビットレートを調整して小さいファイルサイズにエンコしてくっ付ける事が出来る事なのでこちらをお勧めします。
手順1 File->Two passiesをクリック。
ファイル名と一次パスファイル名をいれてエンコード開始。
※ この方法で行うと最終完成ファイルまで一括で行えます。寝る前にセットして寝ている間に完成させたい人向き。
手順2 File->First passをクリック。
一次パスファイル名をいれて一次パスを実行。終了したら
Video->SBC Options->SBC Settings->Bitrate Curve
Encode Usingで一次パスで完成したファイルを指定する。Calcをクリックしてsymetricの調整。
File->Save as AVI をクリックし2次パスの変換を開始。
※ こちらは二回目のエンコード時に一次パスで算出された最適レベルに調整できます。
途中で調整する一手間が入りますが、ちょっとでも高画質にしたい人向き。
一回目と画面サイズやフィルターなどは同一である事。ビットレートの変更は構わない。

音声と映像を結合する
Nandubを起動し、完成したAVIファイルを開く。
Video->Direcot Copyを選択
Audio->MP3でMP3ファイルを選択
File->SaveAVIで保存先を指定

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