B-DIARY
(1997/11/16〜1997/11/30)

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1997/11/30 寂しい男

 昨日はいきなり頭痛が襲ってきたので、早い時間ではあったが(午前3時半が?(^^;))大人しく就寝。起きたのは午前10時だった。何をするでもなく、新聞を読みふける。最近のお気に入りは読売新聞日曜版で、それに載っている漫画・・・『あたしんち』が楽しみなのだ。日曜の起き抜けは、それを読むことから始まり、朝食を摂るのが習慣と化している。
 本紙にも目を通したが、オイラが気になる事柄はなく、今になって覚えているのは広告の類だけであり、あまりにも退屈なのでTVをつけて、ただ眺めるという不毛な時間を送っていた。

 これだけ暇なら へもやんケーイチさんがお出かけするらしかったので、ついていけばよかったかと思ったくらいであり。実はお二人は今日、日本橋にお買い物に行く予定らしく、昨夜IRCに繋いでいた時に「よければ行かない?」とお誘いを受けていたのであるが、貧乏なのを理由にお断りしてしまったのだ。(実際、金無いんだけど)それに出かける先が日本橋じゃ、誘惑が多すぎて今のオイラじゃ目の毒な上に恐ろしい結果をまねきそうなので、自粛した訳である。

 と言う訳なので、今日も静かな一日でした。


1997/11/29 血肉補充

 昨夜からうだうだと眠りもしないで、ゲームをやったりしていたせいで、布団に入ったのは朝の8時過ぎだった。その前に腹が減ってたんでホットドック4個も食っちまったのはマズかった。ただでさえ不健康な生活しているのに、眠る前の飲食まで・・・また体を壊しそうな予感が頭をよぎってしまった。実際ちょっと気になる症状が体に感じられるのだが、気のせいということもあるので、暫くは様子をみてみることにする。

 案の定というか、目覚めたのは14時過ぎ。飯を食う気分でもなかったので、部屋に閉じこもってタバコを吸おうと箱を手に取ると、また空だったので財布を片手に近所の自販機まで向かう。財布を開けると何故か3万もの大金が入っている。
「何故だ?」
 と考える間もなく思い出した。昨日親父から預かった車のローン分であり、決してオイラの小遣いではない。しかし、まったくの金無し状態だったので、ありがたく借りておくことにする。来週になればバイト代も振り込まれるだろうから、それまでの間のことだ。

 が夕食の支度をするのが、「今日はダルイ」と言いだしたため、家から近い焼き肉屋に行くことになった。どうも妹夫婦が最近、その店に行ってきたらしく、味も値段も手ごろだというので、一度行ってみるかということになったらしい。
 そこはガスじゃなく炭で焼くらしく、店先では補充用の炭が炎に包まれているのが見えた。席に案内されて注文。オイラはあんまり焼き肉っていうのは好きじゃないので、肉はロースのみ注文。他に鳥や海老などもお品書きに書いてあったので、それも注文する。
 味は・・・まぁなかなかイケた。値段も安い。ま、某ミナミにある焼き肉屋に比べたら、まだ値段的には負けてはいるが(笑)
 ほどほどに満腹となり店を出て、帰宅。そのまま布団に撃沈。明日にんにく臭いんだろうなぁ(^^;)


1997/11/28 ため息Everyday

 早めに寝ても起きる時間は、いつもと大差なく、今日も昼前に目が覚めてしまった。そして妙に体が重い。そりゃ見た目は十分肥えてはいるが、それとは関係ない重さだ(笑)ま、風邪でもないようなので、単に気分の問題だろうが、それだけに何も行動する気になれず、1日中ゴロ寝をかましてしまった。

 だからネタなしなので、今日はこれで沈没・・・手抜きっす。あぁ、ため息しか出ない・・・


1997/11/27 物欲一直線

 日付的には今日なのだが、寝る前の出来事なので感覚的には昨日の事のようである。夜、テレホーダイタイムからネットに繋いでいたのだが、突然ネスケがおかしくなり、立ち上げることもできなくなってしまった。IEなら大丈夫だろうと、試してみたが駄目。仕方ないのでネスケのバージョンを落とし2.01をインストールしてみたが、結果は同じだった。こうなったらOS自体を再インストールしてみるしか頭に浮かばず、早速試してみようと思ったが、時計を見ると午前2時過ぎ。いつもよりは早いが、作業は明日にまわして眠ることにした。

 目が覚めたのは昨日と同じ午前10時。食欲も湧かず、栄養ドリンクを流し込むという、どこかのオヤジの様な行動で幕を開けた。早速部屋に戻りマシンの再インストール作業にとりかかる。途中、昼食をはさみMOでバックアップしていたデータを入れ直し、とりあえず環境が復活したのは13時半だった。メールチェックがてらテストのためネットに繋ぐと今度は成功。完全にとは言えないがマシン環境が復活したので、一休みしようとタバコに手を伸ばすと残り数本しか入っていない。
「買いに行かなければ」
 と財布を覗き込むと336円しかない。預金の余裕はないが、少しばかりおろすことにした。キャッシュコーナーで1万だけをおろし、財布に突っ込む。大人しく家に帰ればいいものを、何を血迷ったのか、車を家の方向とは反対側の南方面に向かって走っていた。たどり着いた先はジョーシン藤井寺店。ここにはDISC PIERも混在しているのでLDやCDを買う時、たまに利用しているのだ。そして深く考えずにB'zの『SURVIVE』と槇原敬之の『Such a Lovely Place』の2枚を購入。早速、帰りの道すがらカーステレオに突っ込み聴くことにした。

 まずはB'zから。ここ数年、肌に合わなくなってきていたせいか、まともに聴いていなかったので、当初は買うつもりがなかったアルバムだったのだが、シングルカットされてる曲が3曲ある上に、深夜TVで流れていたコマーシャルがいたく気に入ってしまい買うことにしてしまった。帰り道外環は混むので最初っからじっくり聴くことに。
 ・・・これが案外よかった。スタイル的には従来のと、ほぼ変わりないのだが、歳を重ねた分、熟成されており、自分達のスタイルにしつつあるようだ。その分落ち着いて聴けるものになっており、リピート率が多くなりそうなアルバムである。(曲のテンポは落ち着いてというには、程遠いが(^^;))前に 穂谷屋さんが言っていた「50代のB'zに期待したい(笑)」ってのは、この事かぁと一人納得してしまった訳で。
 そして槇原。本当はこっちが本命のアルバムだったのだが、逆にこちらは少々期待外れ。今までいたレコード会社から別の会社に移籍したせいでもあるまいが、全体的にパンチが足りない様な気がする。まだ全部の曲を聴いてないから早計かもしれないが・・・

 そして最近の流行か、このCD2枚ともエクストラ・トラックとしてパソコン用のプログラムが入っており、簡易的なCD-ROMソフトとして遊べるようになっている。まぁ、ほとんどはQuick Timeのムービーが少し入っている程度だが、今回購入した2枚のエクストラ・トラックはなかなか楽しめるものだった。

 夜・・・何か忘れてやしないかと考えていたのだが、重大なことを失念していたのを、すぐに思い出してしまった。そうバイト探しを忘れていたのだ(爆)明日こそは忘れませんように(^^;;;)


1997/11/26 冬、真っ只中

 今朝は午前10時に目覚め、少しずつ・・・2時間程ではあるが早くに起床することができた。いつまでも、ダラダラした生活態度では自分自身に腹が立つので、ちょっとだけでも生活改善を心がけているのだ。少なくとも今年は半分近くの期間はごろ寝して過ごしていたので、改善するにゃ結構辛いものがあるが、自業自得ゆえに愚痴っても仕方ない。とりあえずは残り1ヶ月はバイトでもしないと年も越せないので、年末のみの短期バイトでもするつもりだ。時期的に余裕ないのだが(^^;)

 そして恒例の本屋通いに。今回はいつも見ている某『B-ing』ではなく某『an[アン]』でペラペラと冬の短期バイトの項目をひたすら検索。予想していた通り、お歳暮シーズンの集配業務などが多数を占めている。もう電車賃などで懐の心配をするのは、まっぴらなので家から近い場所を探す。数件ピックアップできたので後日に連絡をいれることにした。

 書店を出、帰宅すると、この前研修に行っていた会社から連絡があり、来週中にお金を振り込んでくれるとのこと。まずは一安心。もう財布の中身は最低なほどスッカラカンだったからだ(^^;)

 さて明日に備えて、今日は早寝するのだ。


1997/11/25 ボウフラ野郎

 朝方まで眠れず布団の中で悶えていたのだが、いつの間にやら眠っていたらしく、目を覚ましたら午後12時過ぎだった。昨日よりは早い時間に起きれたので、よしとするが、かと言って何かをする予定もないので、再び横になった。ゴロゴロしながら色んな事を考えていたのだが、こないだ逃げ帰ってきたバイト先からのお金が振り込まれてるかもしれないと、勝手に思ってしまい服に着替えて銀行に向かった。
 さすがに25日。大抵の企業の給料日らしく、キャッシュコーナーには長蛇の列ができていた。起き抜けにイモムシな行進をするのは、いかさないので違う銀行のキャッシュコーナーに向かった。駅前には3つの銀行があり、当然どの銀行にもキャッシュコーナーはあるのだが、見事に全部の銀行で列はある。諦めてイモムシの一員になろうかとも思ったが、近くにキャッシュコーナーだけの出張所があるのを思い出し、そこは人があまり並ばないのを知っていたので、そちらに足を向けた。どうせ残高照会をするだけなので、どこでもよかったのだ。
 最近作ったばかりのカードを入れ、暗証番号を入力。出力結果を待つ・・・まだ振り込まれていなかった。まぁ、交通費請求の封筒を送ったのが日曜日。休日明けの今日に振り込まれるはずもないのだ。予想はしていたが結構、落胆していたのは事実であり。
 金が振り込まれていたらCDを買いに行こうという目論見は見事外れ、またまた暇になってしまった。

 バイト探すのが先なんだがねぇ(^^;)


1997/11/24 Lonely Man

 今日も起床は昼過ぎ。段々起きる時間が遅くなっており、いくら世間が連休中とは言え「これじゃいかん」と己を戒めてみる。どうせ喉元過ぎればなんとやらですぐに忘れてしまうだろうが・・・

 暇だったのでちょこっとお馴染みになったTUTAYA東香園店までドライブ。さすがに休日、駐車場もかなりの数の車で埋められており、止められた場所は店の入り口から離れた所しか空いてなかった。
 しばらく活字から離れ気味だったので、まず文庫コーナーに行く。だが好みモノや新刊も出ておらず、今度は2階のCDコーナーへと足を向けた。B'zの新盤など出ていたので、買いたかったが、財布を覗き込み断念。例の金が振り込まれるまでの辛抱だと、無理矢理に自分を納得させ家路につく。

 今日はこんな事しかございませんでした。あぁ虚しい・・・


1997/11/23 偉大なる『ハイサイおじさん』

 朝6時くらいまで起きていたのだが、さすがに徹夜がこたえる歳になったらしく、布団に潜り込むやいなや沈没。起きたら13時になっていた。家の中がやけに静かで、オイラ以外に誰もいないようだ。
「あ、旅行に行ったんだ」
 と気付くのは台所に置いてあったおにぎりを見てからのことで、それをパクつきながら、これからの予定を模索する。しかし、慢性金欠状態ではどこへも行ける訳がなく、結局は部屋でCDを聴いていることにした。
 今日のCDはAFTER7の『THE VERY BEST OF AFTER7』と少しばかり前に出たアルバムなのだが、最近再び聴きはじめてるCDである。ま、金欠のおかげで新譜が買えないっていうのが一番の理由なのだが(^^;)でも、前にもここで書いた覚えがあるが、オイラは買ったCDを全曲通して聴くなんてのは稀で、ふとした時に聴いてしまった曲が気に入ると、それまで聴いてなかった自分を叱り飛ばすのが常なのだ。

 晩飯に置いてあったおにぎりを平らげながらTVを観ていたらフジ系列で『97年ヒット曲ベスト100』(題名はかなりいいんかげん・・・覚える気なかったし(^^;))なんていうのがやっていて、しばしチャンネルを固定していた。しかし、その番組を見ていて思ったのだが、今の日本の音楽ってかなり乱れている上にみっともないと思ってしまうのは気のせいなんだろうか?そんなに音楽を聴く方じゃないので、こんな事を言うのはおこがましいかもしれない。だが『音楽』っていうのは、聴く者に何かしら感動を与えるのが本当で、使い捨てカイロみたいに次々と消費される上に似たようなフレーズやテンポばっかりなモノは、もう『音楽』じゃないんじゃないだろうか?。そんなモノばかりを聴かされ続けると「ちょっと違うんじゃねぇか?」って思ってしまうのも事実である。ま、結局はそんな歌に金を払っているが情けないんだが。

 無理に高尚を気取るつもりはない。それでも今現在のヒットチャートが、みっともないもの多数で占められていると言う事に関しては、ささやかながら苦言を申し上げたかったのだ。どうでもいいことなんだけど。(だったら言うな(^^;))


1997/11/22 復活

 今日もにせかされ車を出す。昨日買い忘れた物があるらしいので補充しに行かないといかんらしい。時間はそれほどからずに、用は終わった。つまみや紙コップのみだったので近所のホームセンターで用はたりたからだ。

 そして・・・夜。今日は19時からTVでボクシング中継あるのだ。山口圭司の世界挑戦。坂本博之の世界前哨戦。そして浪花のジョーこと辰吉丈一郎の世界戦のトリプルマッチだ。
 オイラの目当ては無論のことWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦・・・シリモンコン・ナコントンパークビューvs辰吉丈一郎である。今回の辰吉網膜剥離による引退勧告を跳ね返し、再起してから3回目の世界挑戦で、何度も言われてるが『負けたら引退』という最後の世界タイトル挑戦なのだ。おまけに先に試合した山口が敗れ、日本人による世界挑戦16連敗した後の試合だから嫌が上にも、辰吉には頑張ってもらいたい。
 先ずは挑戦者サイドからの入場。辰吉の入場テーマ曲は故ブルース・リー師父の死後、無理矢理に完成させた『死亡遊戯』のテーマ。これを知ってから辰吉の試合はTVで観るようにしているのだ(笑)しかし『死亡遊戯』・・・このテーマ曲を使用しているから、辰吉は不運に見舞われてると考えるのは早計だろうか?(^^;)
 で、チャンピオンのシリモンコン・ナコントンパークビューが入場。まだ20歳と若く、プロ転向後、無敗らしい。リングに上がった、その顔は精悍で素人目ではあるが「こいつ、強そうだなぁ・・・」と思ってしまった。おまけに下馬評はチャンピオン有利で辰吉にはあらゆる意味で厳しい試合になってしまっていた。

 試合開始。序盤から辰吉はよく動き、数多くのジャブでシリモンコンを牽制。隙あらば猛攻をかけようとしているようだった。それに比べチャンピオンは心なしか動きにキレがない。減量に苦しんだという話も聞こえていたので、そのせいかと思う。
 均衡は5ラウンドに崩れた。辰吉のパンチがシリモンコンのボディを打ち、ダウン。その後チャンピオンははあきらかに精彩を欠き、6ラウンドにはフラフラになっていた。
 そして第7ラウンド。前回までのダメージは短いインターバルで回復する筈もなく、シリモンコンの足取りは重い。ここぞとばかりに攻める辰吉。再びボディをとらえ、ダウンを奪う。何とか立ち上がったものの、ダメージはかなり深い。休む暇を与えない辰吉のラッシュ・・・ロープ際で滅多打ちされるチャンピオン。そして遂にレフェリーが両者の間に割って入り試合を止めた。
 この瞬間WBC世界バンタム級チャンプ辰吉丈一郎が、誕生。そして3度目の世界王者に返り咲いたのだ。
 思わずTVの前でガッツポーズをとるオイラ。リング上でチャンピオンベルトを巻き、涙を浮かべてインタビューに答える辰吉を見て同じように感涙にむせびそうになってしまった(;_;)

 しかし、戦前の予想を跳ね返しTKOで決着をつけたことには驚いたが、正直には喜べない面があるのも事実だ。打ち合う場面になると、足を止めてしまい、相手のパンチをもらってしまう事など、これから修正しなければならない課題は多いと思う。そして何より辰吉は今日を含めると3度、世界王者になってはいるが、一度も防衛をしたことがないのだ。辰吉が本当のチャンプになれるのは防衛戦をクリアしてからだと思う。

 だが王者に復活したのは、とても嬉しい。おめでとう!辰吉!(^^)


1997/11/21 プー再び

 ホントなら一応は働きに出ていた筈なのだが、生来の我侭気質のせいで、それも昨日で終息した。先ずは日銭を稼ぐためにバイトを探さないといけないので、バイト情報誌か何かで調べにいこうと思っていたのだが、に用事を言いつけられたため、それを断念。買い物に行くので車で運んでほしいということらしい。改めて気が付いてみると、平日なのにが居間に座っている。一度は会社に行ったらしいのだが、先日より患っている風邪のせいで早退してきたらしいのだ。一応は病院に行ったとのことなので、一緒について来ると言い出した。ま、体調も快方に向かっているらしいので勝手にさせる事に。

 何を買いに行くのかと訊けば、今度の連休に行く旅行の道中にかっくらうつまみの類らしい。それなら歩いて抱えきれない量になるだろうから、オイラが車を出すことになるのは、道理であると言えて(^^;;;)
 とある店に降り立ち、女二人は買い物に勤しむ。オイラはと言えば、それには付き合わずペットショップで動物を眺めて過ごしていた。自分ではそれほどの時間をペットショップで過ごしていた感覚はなかったが、時計を見ると30分ほど犬や猫を見ていたらしい。いい年した男がペットショップに常駐していたというのは、あまりにも不気味で、自分でも呆れてしまうほどで・・・(^^;)

 そして買い物も終わり、家路につく。家に帰り着いたら眠くなってしまい、そのまま晩飯まで眠ってしまった。起き上がって居間に向かうと、テーブルの上にオイラ宛ての封筒が目に付いた。見てみると、昨日断りの電話をいれた会社からで、交通費の申請書を送ってきたらしい。早速書き込み、封筒を閉じる。これは明日にでも投函することにした。
 これで来週にでも小銭ではあるが、金が振り込まれることだろう。ほとんど「焼け石に水」程度の金額だろうが一息つくことが出来るのはありがたい。・・・あ、呑み代できたな(笑)


1997/11/20 馬鹿はある朝突然に・・・

 ほんの数時間しか睡眠をとっちゃいなかったが、割と早めの午前8時半に起きる事が出来た。休みにしては早起きだし、出社するには遅すぎる時間である。だが、ただ一つだけのことをやるなら、ちょうど良い時間と言える。それは・・・ お断りの連絡を入れることなのだ。

 昨日、遅い晩飯を食いながら考えたのだが、あまりにも悪い条件が重なりすぎている。連絡の不備、行き当たりばったりな業務命令、社員と同じ残業ありありの労働時間・・・etc。
 残業があるのは、構わない。しかし、社員でもないもんが遠方に出向いてまで、やるのは割に合わない。「働く場所が遠くて通勤が大変だ」と思ったら、生駒や奈良にでも部屋を借りて住んでもいい。しかし、それも社員であるならばだ。おまけに3ヶ月間だけという話で出向いてるのに、「ゆくゆくは、この仕事を・・・」ってのも堪らない。先の事なんか聞いてもないし、どうなるのかも分からないのだ。そんな都合いい話されたって、こちらは承服できはしない。それで社員になれるとしても、そこでやる仕事のために社員になるつもりは、まったくない。オイラはあくまでバイトだというから行ったのだ。それに定時で終わるらしいと聞いていたので、奈良行きも承諾したのだ。定時終了なら、勉強するにも仕事探すにもスケジュールを立て易く、自分の時間を持てるからだ。甘い考えだとは思うが、そのへんのラインを曖昧にされたまま、大人しく使われるなんてのはまっぴら御免だ!

 ・・・と、そんな訳で目覚めて一番に電話をかけることにした。どこに連絡すればいいのか迷ったが、人事課の人に連絡することにした。奈良の方の番号は知らないし、どうせ金云々の話になるのだから、そっちにかけた方が好都合でもある。
 先方が電話に出ると開口一番「辞める」という旨を伝える。当然「何故なのか?」と訊かれることになったが、その辺はキッパリと「嫌だから」と答えておいた。多少、電話のタライ回しはされたが、すんなりと決着。昨日奈良まで行って帰ってきた交通費を請求・・・申請して、確認とれたらそれまでの賃金を振り込んで貰えるらしい。そこまで話が済むと、一応の挨拶をして電話を切った。

 受話器を置いた途端、一気に体が軽くなり、睡魔まで襲ってきた。またナマケモノ野郎に逆戻りだが、今度は遊び呆けずに、バイトでも探して小銭を稼いでおこうと思う。これ以上情けない生活するのは、もう御免なのだから。


1997/11/19 異世界突入

 今日は朝から窮屈なことったらない。久しぶりにスーツ姿で出かけようとしているからである。何故かというと、昨日の電話の件・・・そう、バイトの面接・・・顔見せのために、ちょっと着飾らないといけなかったからだ。お気に入りのスーツを身に纏い、ちょっと元気に家を出た。

 いつも通りの時間に、研修場に到着。朝一番から迎えが来ると聞いていたので遅れずにしようと思っていたからだ。しかし、待てど暮らせど誰も迎えに現れやしない。仕方ないので誰か来るまで実習に勤しんでいる事にした。
 1時間も過ぎた頃だろうか、オイラの名前を呼ぶ声がするので、顔を向けたら人事部のお偉方が手招きしている。その横を見ると、何やら小さいオヤジが一緒に立っていた。どうやら向こう・・・これから向かうバイト先の長であるらしく、名前は忘れたが部長さんらしい。挨拶もそこそこに、奈良にあるSHARPまで行くことに。
「まぁ、今日は面談だけだろう・・・色々質問したいこともあるし・・・」
 などと部長の操る車の中で考えていたりした・・・がそれが間違いだったと気付くのに時間はそれほど必要じゃなかった。

 渋滞を避ける為の通勤用だという、地元民しか知らないような裏道を通って、それほどの時間も食わずにSHARPに着いた。場所は己の車で奈良を走っていた時に見かけてはいたが、実際改めて、気にかけて来てみると、その立地条件の悪さ・・・言ってみれば僻地である。電車、バスで通うとなると相当な時間と根気を要する場所なのだ。
 ま、そんな事は今、考えないようにしようと思いながら、部長の後を続く。守衛さんのところで入館手続きを済まし、いよいよ建物の中に入る。予想よりも汚い・・・それが第一印象だった。まぁ、昔働きに行っていた阪急百貨店だっては洒落にならんくらい汚かったので、さほど驚きもしなかったが。

 行き着いた所は、とある部署。そこで主要な方々に紹介されたが、とてもじゃないが名前なんか覚えきれん。そこそこ当たり障りなく会釈を返す事しかできない、オイラ。頭の中は「早く面談始まらないかなぁ?」という事ばかりだったのだが、部長が何やら訳の分からない事を言い出した。
「さぁて。君の教育係を紹介しよう」
 え?何?何を言ってるんだ、このオヤジは??
 ぼう然としてるオイラに向かって、二人の男性を紹介される。そしてSHARPのお偉いさんにも紹介されたのだが、その人にも理解不能な発言を投げかけられた。
「いやぁ、○○君には頑張ってもらって、この業務を率いてやって欲しいと願ってるんですわ」
 へ?何言ってるの、この人は?オイラはバイトなのよ。バイト!何て言う心の叫びが届く筈もなく、オイラはそのまま放りだされてしまった。何も分からずに、「あれやれ」「これやれ」と言われ、気が付くと21時半にもなっていた。バイトなのに何故・・・?と再び心の中で呟いてみたが、その時のオイラの頭の中は「家に帰りたい」という一念しかなく、ひたすら家路を急いだ。結局家にたどり着いたのは23時にもなってしまっていたが・・・

 遅めの晩御飯を食っている時に、ある考えが頭に去来しているが、それは明日にでも話そうと思う。とりあえず、今日は寝る!


1997/11/18 煩悩一代男

 妙に寒い。昨日「暑いねぇ」なんて言ったばかりだってのに、急の冷え込み。実は昨日ニュースや天気予報なんかで「冷える」ってことは聞いてはいたのだが、実際に体感してみるとヒジョーに辛い。オイラは寒さに震えるくらいなら、汗をダラダラ流す夏の方がよっぽど好きだ。暑くなりゃプールや海に行って涼めるし、何より水着を着たおネーチャンにも会える・・・いや、そうじゃなく(^^;)とにかく冬ってものは猛烈に嫌いなのだ。
 とはいえ、まだまだ平年並みだそうで本格的に冷えるのは、これかららしい。でも暖冬らしいから、どこまで寒くなるのかは疑問ではある。

 今日も出勤前に銀行に寄る。金をおろしに行く訳じゃなく、残高チェックのためだ。昨日と同じようにキャッシュコーナーに向かいカードを入れる。しっかりと支払い分が引かれており、残りはこれからの電車賃しか残っていない。何かトドメを刺されたようで、さもしい気分が最高潮にまで上がってしまい、朝から後悔。

 しかし、どれだけ落ち込もうが、うざったい実習時間はやってくる。訳も分からずパソコンの前に座っているのも嫌なのだが、ひとつ我慢できないことがある。それは何かというとゆうせんで、ここは何故か朝から晩まで、どこぞに仕込まれているスピーカーから音楽が流れてくるのだ。
「音楽流れてくるなら気が紛れていいじゃないか」
 と思われる人もいるだろう。実際オイラも何かをしながら作業する、いうことが大好きなので、こういうのは大歓迎なのだが、選曲が問題なのだ。「最新ヒットチャート」のチャンネルなのだと思うが、『SPEED』やら『globe』やらと、普通なら絶対聴きもしないものばっかりが一日中流れているのだ。そりゃたまには、なかなか気に入った曲が流れてくる時もあるが、そんなことは一日に一回あればいいほうで、大半は前述したグループの歌がリフレインされている。あれだけの回数を聴かされていたら、歌詞を覚えはしないものの、メロディーは嫌でも覚えてしまう。かといってCDを買いにいくほど愚かではないが。ファンの方。もしも読んでいたら、気を悪くしないでいただきたい。オイラだって久保田槇原ウルフルズだって聴いているのだから。(これも失礼かしらん(^^;)

 そんな状況下で、口も開かずぽちぽちとキーボードを叩く。依然として理解できないのが情けなく「もういいやぁ」と諦めが入っているのは持ち前の根性無しな性格のためだ。
 そんな感じで、残り1時間で終了時間だという時に、オイラあてに電話があった。最初は「何故、俺に?」と思ったが、受話器を取り内線ナンバーを押す段になって得心がいった。いよいよ本命の用であるバイトの件だろう。その予想は的中で、明日の朝一番に担当者と一緒にバイト先に向かえとのことだった。まぁ先ずは面接がてら話をするのだろうと思うが、なにやら不安は隠せない。双方・・・主に先方の方だろうが・・・の折り合いがつかなければ、この話は無かった事になるやもしれん。ま、なるようにしかならんのだから、今更ジタバタなんかしやしないが。

 そして終了を告げるチャイムを聞くが早いか、タイムカードを押し外に出る。財布を見ると1万円札一枚しかない。これでは帰りの切符も買えないので、お金をくずそうと、西中島南方駅近辺にある本屋に入った。ここまでくるとお解りだろうが、また散財をしてしまったのだ。今日は少年サンデー系の新刊コミックが出る日で、『め組の大吾』10巻を始め計5冊のコミック購入。これで益々、地獄の苦しみが身に迫ってきた訳で・・・

 ああ、やっぱ馬鹿だわ・・・オイラ(;_;)


1997/11/17 極貧生活スタート

 朝、に起こされ目覚める。ここのところ自力で起床してない。に起こされるなんて小学生のようでみっともないが、体は正直で睡眠をとらずにはいられないのだ。時間ギリギリまで寝ているので飯を食っている時間は当然なく、慌ただしく着替えてから出かけるということを毎日繰り返している。

 外を見ると雨が降っていた。この雨の中出かけるのかと思うと気が滅入るが、金のためなら、そんな事は言ってはいられない。
 それにしても、電車に乗って思ったのだが、ここ最近の陽気は少しばかりおかしい。11月も中旬を過ぎる頃だというのに、一向に寒くないのだ。だから人が満載になる朝の電車内はとてつもなく温度が上昇し、額が汗ダクになる始末。汗が気になってオチオチ本も読んでいられないので、最近は汗とり用にヘアバンドは欠かせない。これなら額から落ちてくる汗も吸い取ってくれるので、ハンカチを出す手間が省け読書に没頭できるからだ。
(まぁ、かなりみっともない姿ではあるが(^^;;;)

 やっと行き先の駅に着き、まるで我慢大会の参加者の気分を味わいながら、蒸し暑い電車内から逃れ改札を通った。その時に財布を覗いたら千円とちょっとしか入っておらず、帰りの電車賃もいることでもあるし銀行で金をおろすことにした。ちょうどタイミング良くキャッシュコーナーが開く時間だったので、中に入り機械にカードを挿入する。とりあえず残高照会のボタンを押し金額を確認したら、泣きそうになってしまった。これから落ちる支払分を差し引くと、使えるお金は残り2万程度しかないことが判明してしまったからだ。バイト代は来月の15日まで入って来ないし、家から往復の電車賃もその時にしか振り込まれない。すなわち残り一ヶ月を2万円で過ごさなければならないと言う事だ。
 当座の金として1万円だけおろし、研修先に急ぐ。朝からいきなりブルーがはいってしまい、実習意欲が最低レベルにまで落ち込んでしまったのは言うまでもない。

 という訳でテンション上がらぬまま終了時刻に。帰りの電車内でも終始、落ち込み気味で持参している本も集中できなかった。
 地元の新石切駅に到着。ちょっと気晴らしに駅近くの書店に寄る。薄々思い出していたのだが、今日17日は講談社マガジン系の新刊コミックの発売日だった。無駄遣いはいけないと思いつつ『はじめの一歩』40巻を始め計4冊のコミックを購入していた。
 ホント。オイラって性根ないんだよねぇ(;_;)


1997/11/16 寒い・・・

 昨夜ネットの接続を絶った後、少し雑務をこなしていたら、何時の間にやら、朝の5時を過ぎていた。さすがに体は睡眠を欲しているようで、考える間もなく布団に潜り込み眠りに落ちていった。
 目覚めたのは14時で、今日も半日を無駄に過ごしてしまっていた。金もないので、CD聴いたりゲームをやったりして時間が流れるのに身を任せていた。

 TVを観ていたら、松田優作出演の缶コーヒー『JACK』のコマーシャルが新しいバージョンになっていたのが、少し嬉しかった(笑)

 ・・・って何もネタがない。サッカーやってるみたいだけど、個人的には興味ないので書くことが無い(^^;)明日も早いので素早く眠ることにする。
 (あぁ・・・完璧に手抜きだ(^^;;;)


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