その2



こいつら、完成度が違います!〜倉持陽一狂喜乱舞桜井秀俊百花繚乱
8月27日(木)大阪・難波ウォーホールにて

 何とかもぐり込んだというべきでしょうか、行ってまいりました「倉持陽一狂喜乱舞桜井秀俊百花繚乱」。超難関でチケットが取れず涙をのんだ人も多かったというエルマガ&FM802主催のイベントです。出演は真心じゃなく、それぞれのソロユニット。桜井はパイオニアコンボを率いて大阪初登場となりました。

 開演は午後7時。最初に舞台に現れたのは桜井秀俊&パイオニアコンボ。桜井秀俊は、緑Tシャツにここんとこずーっとはいてるチェックの半ズボン姿である。何でも「毛深いのがコンプレックスだったが、あえてそれを堂々と人目にさらすのが俺の戦い」なんだとか。よくわかりません。ドラム、ベース、ギター、キーボード&フルート、サックス2人という編成で、のっけから音分厚いです。演奏曲は次の7曲。

『〜タイトル不明〜』
『Thank You』
『Airship On The Stadium』
『トラベルフリー』
『横浜53・ら・536』
『人生最高の日』
『帰り道』

 3曲目は平岩英子さんに提供した曲。「トラベルフリー」では、ちょっとスチャダラの「トラベルチャンス」を思い出してしまいました。ところで、スペースシャワーなんかでちらっと見た時も思ったんですけど、桜井くん、あまりギターを弾かないですよね。黒尾さんにまかせきりで、わりと歌に専念してる気がする。華原朋美のように手をくるくる動かしてます。ところで私、パイオニアコンボを見てると、何ていうか、完成度の高さにちょっと気後れしちゃうところがあるんですよね。だからこそ、桜井秀俊のやりたいことを実現できてるんだろうけど…。結論としては、好きなんですよ、まあね(笑)。ファンはワガママですから、言わしといてくださいな。
 「人生最高の日」では「初めてのお客さんをモノで釣ろう作戦」が敢行され、渋谷のヤマハで桜井が自腹切って買ったカスタネットなどの鳴り物が会場にばら蒔かれました。そしてラストの「帰り道」。すごくほのぼのして、
秋刀魚焼く匂いがどこかから漂ってきそうな一瞬でした。良かったー。

 次は倉持ソロ。ビバさんと一郎くんを率いて登場、ギター弾きながら唄う倉持を久しぶりに見る気がします。「素晴らしきこの世界」で弾くけど、あれは前半だけだし。相変わらず豪快なギターで、細かいメロディライン弾くのは苦手の様子。8曲中7曲は新曲でした。「君のキス」という曲だけは、一度ライヴで聴いたことあるかな。それにしても、ほとんどがラブソング。しかもひねくれてない、稚拙なまでにストレートな。どうなってるんだ、倉持! …はい、かっこよかったです(笑)。

 最後は、倉持(ベース)、桜井、ビバさんで贈る「S.B.T.」。さらにパイオニアコンボ&倉持陽一による「空にまいあがれ」オリジナルバージョンで締めくくり。「空に…」はめちゃくちゃ感動しました。黒尾さんのペダルスチールがキューンキューンと響いて、倉持のボーカルも澄みきった空のような潔さで。会場はいつしか大合唱。頭タオル巻きの桜井くんも、実にニコニコとしておりました。いやあ、いいもん聴かせてもらいました。

 終わった時は、すっかり幸せな気分。また、こんな企画があればいいな。でもその前に、パイオニアコンボのワンマンライヴをやってもらわなくちゃ。頼むぞ、桜井。



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