シリウスからの贈り物・あとがき
最終更新日 : 05/09
未発表・未完成作品を含め、記念すべき10シリーズ目にあたるこの作品(当時、密かに作ってたんですよ)は、わたしにとっても、色々な意味で特別な作品になりました。
1993年頃、パソコン BBS 時代に公開していたものを、ふとしたきっかけで発掘して細部を修正してみました。まぁ台詞回しや説明不足な点のごく一部、当時気付かなかったミスなど、本当に些細な箇所ばかりですが…
一応、HTML にするのに修飾のひとつもないと寂しいので、キャラクタ毎に台詞に色を付けてみたのですが…不要でしたかねぇ。
何より、こんな面倒(?)なきっかけを作ってくれたやまさんに、幾万もの感謝を。
さて、あとがきという事ですが、「シリウス〜」は、ある日友人の口からポロッと出た話題のひとつから膨らんで、このような作品になりました。頭の中から離れなかったんですね、きっと。
(でも、10年近く経った今では、何の事だったかさっぱり忘れてしまってます)
ここで、つっこまれない内に、先にいろいろ返しておきましょう。
・シリウスは連星でして、すでにシリウスBは白色わい星になっているそうです。
・シリウスAは、この後10〜数十億年後に爆発するという観測結果が出ています。
・シリウスに惑星があるという話はまだ聞きません。
・おまけにシリウスの第6惑星の存在すら判っていないのに、衛星があるなんてお話にもなりません。
・マゼラン星系にモルボーンと呼ばれる可住惑星の存在は確認されていません。
・また、マゼラン星系軍なる超軍事組織がある事もまだ判っていません。
・そして極めつけ、もしシリウスが爆発しても、夜空を明るくする程の光はやってこないでしょう。
こうやって見ると、嘘ハッタリだらけだなぁ…
本編中でもわざと語らずに流れに任せた部分が多々ありますが、設定不備(何も考えてない、を含む)が8割ほど、残り2割弱は、短編という事もありスピード感優先のため、各自でイメージしてください、みたいな所も…ありますかねぇ。
何より言語系の統一については、別作では色々小物まで書いているのに本作では全くノータッチですから。
しかし、用語説明のところに書いている事柄については、結構本当(らしい)部分があったりします。よろしければ参考にしてください。
あと、今回のリニューアル前に発表された新海誠さんの個人制作アニメーション「ほしのこえ」でも、シリウスが舞台のひとつとされています。
我々人類の住む太陽系にもっとも近い恒星系ということで、何にしてもよく題材にされる場所ではありますが、「ほしのこえ」作中でもシリウスは二重恒星として描かれている様に見られます。α、βともに太陽の様な恒星になっていますけど…これについては実際に見た事がないので、どちらとも言い難いのですが…
シリウスの第4惑星アガルタにいる美加子から送られたメールが、光の速度で8年のタイムラグを乗り越えて昇のもとへ届けられる。「ミカコからのメールは2行だけで、あとはノイズだけだった。でもこれだけでも、奇跡みたいなものだと思う」という昇の台詞に、本作でも同様に光のタイムラグを使ったものを書いていただけに、今更ながら感動したり。
あと、これは偶然というより話の展開の基本なんでしょうが、まず主人公の今いる位置を示した後で本編(それより過去)に移る手法も微妙に似てるかな、なんて思ったり思わなかったり、と。
こうやって好き勝手書いてますが、何より2002年一番の話題作「ほしのこえ」と、こんな10年越しのハンドメイドな SF もどきを比較している事自体、非常に大それた事なんですがね。
まぁいい機会なんで、恥も外聞もかなぐり捨てて、とりあえず公開です。
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